当時の小学校低学年を中心に日々、熱いバトルを繰り返していた「めんこ」遊び
地域によっては遊び方が違うらしいが、自分の地元では相手のめんこをひっくり返すか場外に弾き飛ばすかで勝敗が決まっていた。
単純に見える遊びの中にも欲深い計算や騙し合いがあり、なかなかあなどれない知力と体力勝負の遊びだったと記憶している。
放課後になるといつも公園や道端でどこからともなく人が集まり試合？が開始される。
いつの間にか見知らぬ子供が混ざっていたり、どこからか遠征に来た猛者たちも参戦していた。
最初は単純に、どれだけ多く集めたかが自慢だったが、だんだんレベルが上がると相手の鉄ぱん（最強の一枚）をいかにして場に出させて奪い取るかという心理的なゲーム展開になっていた。
しなやかな弾力と強度を持った鉄ぱんを作り上げるのは非常に苦労する作業だった。
それが一瞬で負けて相手の手に渡るときの屈辱感は何とも言えず、たまに「今のナシ～ぃ」とか言い出す子もいて喧嘩になったりもしたなぁ
子供の遊びらしく短くも熱いブームだった。
最近入手できた三枚、こちらは少しサイズが大きめで直径は約21cm程になる。
絵柄は当時の人気アニメから“あしたのジョー”“タイガーマスク”“柔道一直線”で状態がとても良くいい感じ。
2017年9月28日 加筆
またまた縁があってコレクションに追加された小型（直径:4.5cm）のめんこ
サイズからして対戦用としては少し使いづらい感じがするが、絵柄といい色合いや構図など時代を十分に感じさせてくれる貴重なものだと思う。
前オーナーさんが観賞用にと丁寧に加工した板に各6枚セットで保存してあり、コンデションも良くて満足できる品だった。
2018年5月16日 加筆