少年時代

携帯用カイロを持って観た札幌オリンピック

第11回 札幌オリンピック冬季大会

1972年(昭和47年)2月3日から2月13日までの期間、札幌で開催された冬季オリンピック
スキー、スケート、アイスホッケー、バイアスロン、ボブスレー、リュージュの6競技35種目が11日間にわたって繰り広げられました。

連日、テレビではオリンピックの話題で盛り上がっていて、テーマソングとなった「虹と雪のバラード」はトワ・エ・モワが歌い大ヒットしていました。
世界中の選手達の活躍をダイジェスト動画で流しながら、この曲がかかるとすごく感動的でした。

この時は小学校の高学年でしたが、担任の先生に引率されてクラス全員で真駒内の野外競技場(オープンスタジアム)に男子スピードスケートの観戦に行きました。本当はスキージャンプを観たかったのですが、宮ノ森ジヤンプ競技場までの移動距離の問題と観戦チケットがそもそも取れなかったとの事。

観戦前日、テレビ欄を見ようと新聞を開くと偶然目に止まったのは新型カイロの広告。電池でカイロを着火するという子供が好むギミック商品でした。

明日のオリンピック観戦で暖を取るために持って行きたいと母にねだり、近所の雑貨店を探して買ってもらったのを覚えています。

地下鉄真駒内駅は、このオリンピックに合わせて前年の12月から開業していて、札幌駅から初めて乗る地下鉄のスピードに皆で狂喜乱舞したものでした。

南北線の終点である真駒内駅の近くになると高架を走り地上に出るため、ガラスフード越しに五輪マークが付いたオリンピックの選手村が見えてきた瞬間、高鳴る興奮を抑えながらもオリンピック観戦が待ち遠しかった。

競技場までは徒歩で移動、入場の際にスタンドシートに敷くための四角い簡易的なクッションが配布されていました。

自分達が観戦していたスタンド席の対面側に貴賓席があり、そこで当時の皇太子殿下・妃殿下が競技を観戦されていたのを見た時、何とも言えない感激がありました。

この札幌オリンピック冬季大会の記念切手は、3種競技をモチーフとしたシートとなっています。

こちらは、北海道放送株式会社が発行した第11回 札幌オリンピック冬季大会記念シール。一見、記念切手のシートのように見えますが4枚構成のシールが全5枚でワンセットとなっているものです。

記念のキーホルダー
フィギュアスケートのペア競技がモチーフとなっています。

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