昭和ノスタルジー

古き良き時代の昭和へタイムスリップして思いを綴ります。

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ステレオのスピーカーの上に鎮座していたニッパー犬

      2017/01/09

victor_nipper

何となく物悲しい表情をして小首を傾けているフォックス・テリアの“ニッパー”。

むかし、電気屋のステレオ売り場で陶器製の“ニッパー”をよく見かけた覚えがある。
そう言えば友人の家に入るとステレオのスピーカーの上に置かれていたなぁ。

当時は陶器の犬?ていどにしか思っていなかったのだが、最近“ニッパー”のちょっと切ない由来を知り、何かしら感慨深いものがあった。

自分も柴犬(二代目)を飼っており、いつの時代でも愛情をもって育てた飼い主とその愛情に応えようとする忠実な愛犬との絆は強いものだと感じる。

ビクターのマークにも描かれている“ニッパー”には、伝えられている物語があった。

イギリスの背景画家マーク・バラウドの元で育ったフォックス・テリアは、いつも訪れた人の脚を噛もうとしていたことから「Nipper(nip:噛む・挟む)」と名付けられた。
同じ画家でマークの弟のフランシスは、兄のマークが世を去ったため、兄の息子と一緒にニッパーを引取って大切に育てていた。

自宅にあった蓄音器で、生前の兄マークの懐かしい声が吹き込まれていたものを聞かせたところ、ニッパーはラッパの前に座って最初はけげんそうに耳を傾けていたのだが、しばらくすると聴き慣れていた主人の声に聞き入っているようだったと言う。
そのニッパーの姿を見ていて心を動かされたフランシスは早速筆をとって一枚の絵を描き上げた。

OriginalNipper

出典:Wikipedia ニッパー(犬)

その時の蓄音器は録音・再生ができるシリンダー式だったらしいが、その後円盤式に画き変えられる。そして、「His Master’s Voice」とタイトルがつけられた。
亡き主人の声を懐かしそうに聞いているニッパーの可憐な姿は、円盤式蓄音器の発明者ベルリナーを感動させ、彼はこの名画をそのまま商標として1900年に登録する。

それ以来この由緒あるマークはビクターの商品として美しく記され、最高の技術と品質の象徴として多くの人達から深く信頼され愛されているというお話しでした。

 - 懐かしいノベルティ・キャラクター

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