1981年(昭和56年)にホンダから発売されたたシティは、当時では珍しかった「トールボーイ」と呼ばれた背の高くユーモラスな外見が好評を博し、大ヒット車種となりました。発売から1年後には、ターボ付の「シティターボ」が追加され、さらに1983年にインタークーラーターボを装着したシティターボ II(通称ブルドッグ)へと進化。
最高出力は110PSに達し、またエンジン回転数が4,000rpm以下の時にアクセルを全開にすると10秒間だけターボの過給圧が10%アップする「スクランブルブースト」と呼ばれる機能も付いていて、キビキビと走る頼もしい相棒といった感じだった。
ホンダの挑戦的な発想から生まれた「モトコンポ」とは?
トランクスペースに収納できるよう設計された排気量50ccの折りたたみ可能な原動機付自転車、車に原付を積載するという斬新なアイデアがアクティブな若者達に支持を受けていた。