少年時代

子供の頃に見た『空飛ぶゆうれい船』の思い出

空飛ぶゆうれい船

1969年(昭和44年)7月20日東映系封切 『東映まんがまつり』にて上映されたSFアニメ
同時上映は飛び出す仮面の忍者赤影(色セロファンを貼った眼鏡で鑑賞)・もーれつア太郎・ひみつのアッコちゃん
原作は石森章太郎氏の「幽霊船」で主人公の隼人を担当したのは野沢雅子氏。
映画の全盛時代で観客動員数は195万人

小学生4~5年の頃、アニメや映画を見る授業があって毎回楽しみだった。夏休み前に学校の視聴覚室でいつものように床にゴザを敷いて体育座りをしながらクラスの皆とこの異色なSFアニメに大興奮して見た記憶がある。

長い時を経て大人になってから再販されたDVDを買って見たが、やはりあの薄暗い視聴覚室で見た幼い時のドキドキ感はかなり薄れてしまい、こんなアニメだったんだなぁーと違った意味で感慨深かった。
巨大ロボット・ゴーレムの迫力ある破壊シーンを担当したのはあの宮崎駿氏だったというのも後から知ったし、強烈な社会風刺が随所に表現された異色アニメの位置付けの本作品だが、当時はまだ小学生で単純に怖いとかスゲーとか単純に楽しめた。

このアニメ映画を見た同世代の方達のコメントを見ると劇中のキーワードとなる“ボアジュース”にインパクトを受けたという感想も多かった。実のこの私も当時、あのCM「ゴック~リ、ゴックリコンと、ボ~アジュース!」のフレーズがしばらく耳に残っていた。

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